防火管理者講習を受講してきました
エコパークたつおか(韮崎市龍岡町)で二日間にわたって開催された「甲種防火管理新規講習会」を受講してきました。
当施設は10人以上の障害者が入所する「特定用途防火対象物」施設であるため甲種の管理者が必置であることに加え、防災活動の一環として消防の知識を修得する目的もあり2名の職員を講習派遣しました。
生命の安全に関する重要な事項であるため、消防法等の関係法令に基づき様々な規制・ルールがあることや火災の現象、防火に関する講義と、実際に水消火器を使った訓練や煙体験もしました。
当施設のような耐火建物は火が燃え広がりにくい長所を持つ反面、煙と熱が籠りやすい特徴があるとのことです。
煙は横方向には0.3~0.5m/秒で広がるのに対し、縦方向にはその10倍の3~5m/秒の速度で広がってしまうため、避難時には階段やエレベーターの利用は気を付けなければいけないとのことです。
近代的な建物は一酸化炭素が発生しやすく、その一酸化炭素は酸素の200倍も速くヘモグロビンと結合するため一酸化炭素中毒になりやすく特に就寝・睡眠時にはそのまま目を覚ますことなく一酸化中毒死するケースが多いとの講義には驚きました。
講習の最後のコマでは「効果測定」というテストがあり二日間の講習の成果が試されましたが、2名とも無事に合格をし消防本部から修了証が交付されました。